大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

思春期の正しいスキンケア方法について

フェイシャルコースやスキンケアのご相談でご来店いただくお客様のお話をうかがっていると、大人になってからのお肌のお悩みの背景に、「学生のころからニキビに悩んでいた」というケースが多いです。
と、いうことは、思春期の頃から正しいスキンケアをしておくと、大人になってからのお肌のトラブルを防ぐことができるということです!

今回は、「思春期のスキンケア」に着目し、お肌のケア方法をご紹介したいと思います。

  • 思春期のお肌のお悩み「ニキビ」
  • 「思春期ニキビ」の原因
  • ニキビのタイプとその原因
  • 正しい洗顔方法
  • “保湿”ってどうすればいいの?
  • 生活面で大切にすること

1.思春期のお肌のお悩み「ニキビ」

思春期のお肌のお悩みで多い「ニキビ」ですが、「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気なのです。

お顔に出来るので、外見を気にするあまり、自分で潰して膿や皮脂を出してしまうと傷痕(ニキビ痕)残ってしまったり、ピーリングで無理やり「剥く」ようなスキンケアで赤くなってしまったり…。
「ニキビ」って、正しくケアしないと、大人になっても細胞レベルでその“記憶”が残ってしまうんです。

2.「思春期ニキビ」の原因

毛穴の奥にある「皮脂腺」があり、「皮脂」を分泌することにより、お肌表面を保護したり、潤いなどを保つ役割があります。
この「皮脂」は分泌されると毛穴に溜まり、正常なお肌は表面に出すことができ「潤い」になります。
しかし、12~18歳に多く分泌される男性ホルモンの影響が大きく、皮脂分泌が活発になり、皮脂腺から皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まってしまいます。
排出しきれずに残った皮脂が、古い角質などと混ざり、毛穴を詰まらせてしまいます。
毛穴が詰まった状態が続くと、「ニキビの原因菌(アクネ菌)」が増殖し、炎症を起こしてしまうことが原因で、「ニキビ」になります。

また、例えば、おでこにニキビができると、隠したくなり前髪をおろしますよね。
おでこに髪が当たることで刺激や摩擦になったり、雑菌が毛穴に入り込んでしまう要因になりますので、ニキビができた時ほど、前髪を上げて、なるべく髪が触れないようにすることが大切です。
「気になって、ついつい触ってしまう…」のも、雑菌や摩擦などの刺激で悪化させてしまう原因に。
ニキビを潰してしまう癖がある人は、大人になったときにニキビ痕に悩まないように、「触らない、潰さない」を自分に言い聞かせてくださいね。

3.ニキビのタイプとその原因

ニキビタイプには以下の4つのタイプがあります

  • 白ニキビ:ターンオーバーがうまくいかず角質が肥厚し皮脂が詰まった状態
  • 黒ニキビ:皮脂が詰まった毛穴が開き、空気に触れた皮脂が酸化した状態
  • 赤ニキビ:毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、炎症を起こした状態
  • 黄ニキビ:赤ニキビがさらに進行して、ブドウ球菌が増殖して膿んだ状態

4.正しい洗顔方法

「思春期ニキビ」には、正しい洗顔と保湿が大切です。

<正しい洗顔とは?>

  • ① 初めに手をしっかり洗う(手を清潔にしておくことが大切!)
  • ② ぬるま湯または水でさっと表面の汚れを洗い流す(強くこすらず、パシャパシャと顔にかける)
  • ③ 洗顔料をしっかりと泡立てる(手に取った泡が手のひらを下に向けても落ちない硬さまでしっかり泡立てる)
  • ④ しっかりと泡立てた泡をお肌に転がすように洗う(摩擦を避けるため、できるだけ手が肌に触れないように)
  • ⑤ 顔をすすぐときは、顔にパシャパシャかけて泡を落としていく(ゴシゴシこすらないように)
  • ⑥ 洗い流した後は、清潔なタオルでそっと押さえるように水分をふきとる(ゴシゴシこすらず、すすぎ残しがないかチェック!)

<これはNG!>
▲一日に何度も洗顔して、化粧水だけで保湿した
→何度も洗顔をするということは、お肌を守るために必要な皮脂や常在菌を根こそぎ洗い流してしまうということになります。
お肌のバリア機能が低下し、免疫力低下や外的刺激に弱いお肌になってしまいます。

・毎日スクラブ入りの洗顔を使う
→お肌への刺激が強く、細かい傷をつけてしまいます。
赤みやかゆみの原因になることがあります。

▲洗顔時にゴシゴシする
→ゴシゴシする摩擦もお肌にとって大敵です。
洗顔用ネットなどでキメ細かい泡を作り「泡で洗う」ようにしましょう。

▲オイル入りの洗顔料は使用しない
→「角栓を溶かす」「汚れを溶かして浮かす」など、パッケージに書かれていますが、オイルでの洗顔はお肌を守るために必要な皮脂や常在菌を根こそぎ洗い流してしまうことになります。
「洗顔フォーム」やジェルタイプ、クリームタイプなど、オイルが配合されていないものを選ぶことも大切です。

5.“保湿”ってどうすればいいの?

保湿も洗顔と同じくらいスキンケアの要です。お肌を乾燥させない事が最も重要です!
「思春期って、皮脂がたくさん分泌しているのに、保湿って必要なの?」とよく聞かれます。
ニキビができているときって、確かに皮脂の量が多い状態なのですが、同時に皮膚の奥底では水分不足を起こしているのです。
お肌の中の水分量が少ないから、皮脂をたくさん出して、お肌を守ろうとするんです。

思春期ニキビを予防する“正しい保湿”の方法をご紹介します!

① 洗顔後、化粧水を両手に取り、お顔全体を手で覆うように塗布します。
その時、ゴシゴシこすったり、パンパン叩いたりしないこと。
「ハンドプレス」と言って、手の温もりを使って、お肌にゆっくり浸透させていく方法です。
この方法で、2~3回は化粧水をお肌に「入れ込む」ことが大切です。

② 化粧水を塗布した後、水分が逃げないようにするために、すぐにクリームやジェルクリームで「フタをする」ことが大切です。
化粧水の成分をお肌の中で浸透させ、安定させる役割もあります。

<どんなアイテムを選べばいいの?>
思春期のニキビに合わせたスキンケアアイテムを選ばなければ、正しいスキンケアができませんよね。

☑オイルフリーであること
「保湿=油分」ということではなくて、「保湿」とは、お肌の中の水分量と皮脂のバランスを整えることが必要なのです。

それに、油脂はアクネ菌を増やしてしまう恐れがあります。
購入する際には必ずチェックしてくださいね。

☑炎症を抑える成分が配合されていること
炎症のある赤ニキビや炎症+化膿している黄ニキビには、特に炎症を抑える対策が必要です。
「抗炎症作用」があるものを選びましょう。

6.生活面で大切にすること

●食生活
揚げ物やスイーツを控え、できるだけ野菜を摂るよう心がけましょう。
保存料や添加物が入っていないものを選ぶことも大切です。
栄養バランスのいい食生活が大切です。

●睡眠
カラダの新陳代謝を促すホルモンが出る22時~深夜2時の間に就寝することが大切です。
質の良い睡眠のために、寝る前にスマートフォンやゲームをしないように注意しましょう。

ANDONAでは、スキンケアのご相談も承っております。
年代やお肌の状態に合わせたベストなケアをご提案させていただき、「美肌づくり」のお手伝いをさせていただきます!

大人になったときに「ウルつや美肌」でいられるように、思春期のニキビを正しくケアしましょう!