大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

頭痛にオススメのアロマ

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肩こりや首こり、頭痛の緩和としてトリートメントに使われる精油ですが、頭痛にも様々な種類があるので、頭痛と精油の関係について調べてみました。

  • 片頭痛
  • 群発頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 頭痛にオススメの精油

1.片頭痛

片頭痛はズキンズキンとこめかみや目の周り、首の後ろが痛む頭痛。

頻度は数カ月に1回から週に数回起こる人まで、個人差があります。
持続時間は数時間から2~3日間痛みが続きます。

このタイプは体を動かすと悪化し、光を眩しく感じたり、音や臭いに敏感になるため、頭痛発作中は暗い部屋で独り静かに横になっていることが多いです。
片頭痛の予防には薬を飲む以外にも、ストレスの少ない規則正しい生活を送ることが片頭痛予防には重要です。

片頭痛を起こしやすい食品(チョコレートや乳製品など油分が多いもの)、寝不足・寝すぎ、ストレス、人ごみや強い日差しの下を避けましょう。
そして、緑黄色野菜をしっかり取り、疲れすぎないこと。

2.群発頭痛

群発頭痛はある一定の時間に、片目の奥と首筋に差し込むような激しい痛みを起こす頭痛です。

年に1~2回、ほぼ毎日決まった時間に数十分から数時間激痛が起こります。
発作が起こると激痛のためじっとしていられず、頭を叩いたり、動き回ったり転げ回ったり人も多いです。


群発頭痛の原因は特定されたわけではありませんが、自律神経の調節を行う体内時計に乱れが生じ、その情報が視床下部から首の動脈を取り巻く三叉神経に伝わり、誤って痛みの情報として炎症物質を放出する、と考えられています。

群発頭痛が起こっている間は、禁酒と禁煙が絶対条件です。
群発頭痛が起こる期間にアルコールを飲むと、その血管拡張作用で、ほぼ100%頭痛を起こします。
タバコは神経を刺激して、頭痛の原因となります。

他にも、規則正しい生活を送ることは、体内時計を調節し発作の悪化を防ぎます。
入浴による血管拡張も頭痛の引き金になるので、できればシャワーが安心です。

3.緊張型頭痛

肩こりや首こりで起こる頭痛がだいたいこれです。
首から後頭部、こめかみが締め付けられるように痛む頭痛です。
お風呂に入ることやマッサージで筋肉を緩めることで症状が緩和されます。
長期間連日起こることもあり、スッキリせず気分が落ち込むことも。
頭痛から解放されたくて市販の痛み止めを長期間服用してしまい、薬物乱用頭痛になる可能性もあります。

緊張型頭痛の原因はパソコンや仕事で同一姿勢を長時間続けることや、不安やストレスが引き金となり、緊張型頭痛が起こります。
首の後ろや肩、背中の筋肉が長時間緊張することで、筋肉の血流が低下し、老廃物質が貯まっていきます。
それらが神経を刺激し、締め付けられるような鈍痛と頭痛が筋肉から起こります。

また、片頭痛と緊張型頭痛を合併している人はとても多く、当店に来られるお客様も片頭痛と肩こりもちの方も多くいらっしゃいます。

4.頭痛にオススメの精油

頭痛は主に生活習慣による自律神経の乱れやストレス、筋肉のコリによっておこる事が多いので、「鎮静作用」「鎮痛作用」を持った精油を使ったトリートメントがオススメです。
目の疲れが酷くなることで、頭痛につながるケースもあるので、精油を温かいお湯に垂らして、そのお湯でホットタオルを作り、ホットアイマスクとして目に当てる方法もオススメです。
以下にオススメの精油を紹介していきます。

・ラベンダー
王道の精油です。
「めぐりズム」のホットアイマスクにも出ているように「肩こりと言えばラベンダー」と連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、ラベンダーに含まれている「酢酸リナリル」「リナロール」という成分が鎮静作用と鎮痛作用を持っているからです。


・クラリセージ
ラベンダーよりも「酢酸リナリル」が多く含まれており、その割合は70%以上です。
クラリセージの学名は元々「目を洗う」という意味であるだけに、眼精疲労の緩和や自律神経のバランス、精神的な疲れからくる筋肉の緊張を取りたいときにオススメです。
エストロゲン用作用があるので、ピルを飲まれている方や妊娠中の方は使用を控えてください。


・バジル
筋肉疲労や肩こり・首こりからくる緊張性頭痛にオススメです。
ラベンダーやクラリセージほどの鎮静効果はないかもしれませんが、この精油もリナロールが含まれており、神経系のバランスをとってくれます。
慢性疲労や筋肉の緊張による頭痛や肩こりの緩和にオススメです。


・スイートマージョラム
ラベンダーと同じくらい万能な精油の1つです。
スモーキーな香りなので、他の精油の香りを邪魔することなく、ブレンドの幅を広げてくれます。
ラベンダーやクラリセージの香りが苦手な人にオススメの精油です。
上記の2つの精油と主成分は違いますが、テルピネン4オールという主成分が鎮静作用と鎮痛作用を持ちます。
また、体を温め血行を促進してくれるので、緊張性頭痛の緩和にオススメです。


・パチュリ
香水の保留剤としても使われる精油です。
墨汁のような香りは1滴だけでもしっかりわかりますが、これも鎮静作用に優れています。
鎮痛作用というよりかは、心のバランスを整えてくれる作用が強いので、精神的ストレスでリラックスできない時にバランスを整える精油として使われるのがオススメです。



・ウインターグリーン
あまりなじみのない精油かもしれませんが、「湿布」の精油です。
湿布に使われている「サリチル酸メチル」が配合されており、痛みを伴う肩こりによる筋肉の緊張や緊張性頭痛時にオススメです。


・ローズマリーカンファ―
ローズマリーにも何種類かありますが、緊張性頭痛の時は「カンファ―」という筋肉疲労を緩和させる成分が多く入っているこの精油がオススメです。
血行促進作用が入っているので、群発頭痛時は使用に注意してください。

頭痛は、日常生活に支障をきたしてしまうほどなってしまうとつらい病気の1つです。
精油の良い香りで癒されながら、緩和できることもあるので、1度試してみてくださいね(^^)/
どうしてもしんどい時は鎮痛剤を飲んだりお医者様に診てもらって下さいね(^^)/