阪神大震災とアロマ
こんにちは ANDONA 盛川です
今日は、朝からお店の前の山手幹線道路がやたらと人通りが多く、「・・・」と思っていたのですが、
午前中にご来店して下さったN様に「今日は震災から15年目だからよ」と教えてくださいました。
芦屋のほうから、三宮の震災の慰霊碑があるところまでウォーキングされている人がたくさんいらっしゃいました。
追悼式典には皇太子ご夫妻や首相も来られていたようですね
今日担当させて頂いたお客様とは震災の話もたくさんさせて頂きました。
夕方にご来店されたS様は、被災して小学校に避難し、何日間か小学校の体育館で寝泊りされたそうです。
それから会社に行くことになっても、もちろん道路も通れない道が多く、ぐるーっと遠回りをして3時間近くかかって通勤されたそうです。
私は大阪のほうに住んでいたので、家が倒壊したりはしなかったのですが、それでも学校の窓ガラスが割れていたり、グラウンドが地割れしていたのを覚えています。水道が使えず、家族で知り合いを訪ねてお風呂に入らせてもらったこともありました。
尼崎に住む祖母の家の付近では、古い家は完全に崩れていたり、2階建ての家の1階が完全になくなって、2階部分が1階に落ちている家も数軒見ました。
「本当に、"何もなくなってしまった”って感じだった」とS様。
N様も「15年目だからってことで、テレビでも特別番組とかいろいろやっているけど、見たいようで見たくない。
語り継いでいかないといけないことだけど、思い出したくないことでもある」と。
ANDONAのお店付近に住んでいらっしゃる方々も、辛い経験をされた人がかなり多いと思います。
神戸に住む多くの遺族の方々にとって、大切な人の命日でもある今日。
お客様のお話を伺いながら、いろいろと改めて考えました。
ところで、阪神大震災はアロマセラピーが日本に広まるきっかけのひとつであることをご存知ですか?
被災者の方々への心のケアにアロマセラピーが用いられ、浸透していった経緯があるんです。
確かに、15年以上前は、アロマサロンなんて見かけたことはなかったような・・・?
震災によって人々の心に闇が広がってしまった感覚を今でも覚えています。
アロマがそんな時に微力でも癒しになったのなら、本当に素敵なことですよね。
今日は、セラピストとして、アロマのもつチカラを再認識した日でもありました
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