大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

季節の変わり目の不調と自律神経の関係

季節の変わり目で、夏から秋へ季節が移り変わる時季に「なんか体がだるい」「お肌の調子が悪い」など、感じたことはありませんか?
気温や湿度が大きく変化することに順応できないでいると、体やお肌、ココロにも大きな影響があるんです。
これには、自律神経が関わっており、自律神経を整えることにより、不調を予防したり、改善できるんです。

  • 自律神経ってなに?
  • 自律神経のバランスチェック
  • カラダやココロへの不調
  • 自律神経を整える方法

1.自律神経ってなに?

自律神経は、体内で内臓の活動を調整するために24時間フル稼働している神経です。
「交感神経」と「副交感神経」があり、このふたつの神経のバランスを調整しながら、人間の生命活動を維持します。
この2つのバランスが崩れると、自律神経が乱れ、体やお肌への不調として表れてきます。

  • 交感神経→昼間に活発になり、体の活動(仕事や運動など)を司る「働く・戦う」神経
  • 副交感神経→夜や安静時に優位になり「休む・リラックスする」神経

2.自律神経のバランスチェック

下記のチェックに一個でも当てはまると自律神経が乱れを心配しなければいけません。
カラダやココロが発しているサインに気づいて、無理せず心身ともにゆっくり過ごすことが必要です。

  • 睡眠不足だ
  • 疲れているのに眠れない
  • 運動不足だ
  • 仕事やプライベートで不安なことや悩みがある
  • 人間関係に悩んでいる
  • 最近とてもショックなことがあった

その他にも、
・環境面で大きな変化があった
・昼夜逆転の生活をしている
・胃が痛い
・下痢と便秘を繰り返している
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
これらも自律神経が乱れているサインです。

3.カラダやココロへの不調

自律神経のバランスが乱れると下記の症状が出ます。

・自律神経失調症
→精神的なストレスや過労が引き金となって自律神経が乱れて、心と体に不調が出る状態です。
不安や緊張、抑うつなどの精神面だけでなく、吐き気や多汗、めまい、頭痛、倦怠感、めまい、不眠などの症状があらわれます。
人それぞれ症状が異なります。


・過呼吸症候群
→過剰な精神的ストレスにより突然浅く速い呼吸を繰り返す症状です。
動悸や酸欠状態のような息苦しさを感じ、過剰に呼吸をして体内に酸素を取り入れようとします。
そのため、呼吸のし過ぎで、血中の二酸化炭素量が急激に減少し、めまいや手足の痺れ、筋肉のこわばりなどを生じます。


・神経性胃炎
→仕事などによる精神的なストレスや過労が原因となる胃炎です。
自律神経がバランスを崩して、胃酸が過剰に分泌され、喉につかえる感じや胸やけ、胃の痛みが特徴的です。


・過敏性腸症候群
→自律神経の乱れにより、腸のぜん動運動に異常が起こり、慢性的に腹痛を伴う下痢や便秘を繰り返します。
交互に起こることが多く、検査で調べても目に見える異常がないことが多いです。


・メニエール病
→過度なストレスにより、内耳の血液やリンパの流れが滞り、めまいや耳鳴り、難聴を引き起こします。
この3つの症状が同時に起こり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。重症化すると難聴や耳鳴りが進行します。


4.自律神経を整える方法

自律神経を整える方法は下記の方法があります。

  • 朝起きたら朝日を浴びる
  • アロマセラピーを活用する
  • 軽い運動をする
  • お風呂に浸かり身体を温める
  • 質の良い眠りを心がける
  • 栄養バランスのよい食事

目から光の刺激を入れることで体内では「セロトニン」が活性化されます。
別名「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンは神経伝達物質という役割があり、自律神経を整える働きがあります。
また、朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、活動と休息のリズムが整います。

木や花、葉から抽出されたエッセンシャルオイル(精油)の香りは、脳に伝わり、ホルモン分泌や自律神経に作用します。
心身の状態により「好きな香り」と「嫌いな香り」が変わるため、香りを通じてその時の自分の状態を知ることができます。

体を動かすことにより、体内の血液循環が活発になり、セロトニンなどの神経伝達物質が活性化し、爽快な気分になり、精神的ストレスも軽減します。
筋肉を動かすことによりリンパの流れも促し、老廃物も排出するので、むくみやだるさも改善し、スッキリします。

毎晩、36〜40℃くらいのお湯にゆっくり浸かることでゆるやかに副交感神経を優位にし、「ゆっくり眠る、休む」モードに切り替えていきます。
質の良い睡眠へと導いていくので不眠を防ぐこともできます。
熱いお湯に浸かると、交感神経が活発になり逆効果になるので、ぬるめのお湯に入ることがポイントです。

「眠る」ことは自律神経を整えるために重要なポイントです。
ココロとカラダの疲れを癒すだけでなく、体内では細胞の修復をおこなう大切な時間なのです。
リラックスできる空間をつくったり、寝具にこだわってみたり、居心地のいい「眠る環境づくり」をしてみるのもいいですね。
寝る前のスマホ…は、ブルーライトの刺激が眠りを妨げる原因になるので、やめましょうね。

自律神経を整えるために必須なのは、バランスのとれた食事ですが、中でもセロトニンの生成を促す「トリプトファン」、「ビタミンB6」、「炭水化物」の3つの栄養素がポイントです。
セロトニンが増えると良い睡眠に欠かせないホルモン「メラトニン」の分泌を促し、自律神経を整えるサポートになります。

食事の摂り方を改善すると、腸内環境も良くなり、下痢や便秘を防ぎます。

[トリプトファン]乳製品、大豆製品
[ビタミンB6]カツオ、マグロなどの赤身、レバー
[炭水化物]米、小麦など
バナナはこの3つの栄養素が含まれているので、常備しておくことをオススメします!

冷えも自律神経の乱れに大きく関わっています。
冷えから派生する体の不調には、肩や首のコリ、むくみなどがありますが、体を温め、血流を良くすることで、凝り固まった筋肉が緩み、リラックスに繋がります。
普段から、白湯を飲んだり、首やお腹を温熱シートで温めたりすることをオススメします。
体が温まると細胞レベルで元気になるので、免疫力もアップします。

「朝日を浴びて起きる」、「7〜8時間の睡眠時間を確保する」、「規則正しい食習慣」など、毎日の生活サイクルを規則正しく整えることが自律神経のバランスを整えることに繋がります。
「休日の寝だめ」や「昼夜逆転生活」などは、できるだけ避けて、生活リズムを整えることを意識してみましょう。

季節の変わり目に出やすいココロやカラダの不調には、自律神経を整えることが大切です。
自分の生活リズムを見直し、健康的なココロとカラダをつくりましょう!