大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

糖質制限ダイエットの危険性

糖質制限ダイエットがブームとなっていますが、一部には「糖質以外なら食べ放題」とうたわれているものがあります。
これは栄養学的に誤解を招くとても危険な考えと言えます。
そもそも人間は雑食生物です。
ライオンのように肉しか食べなくてよい、牛のように草しか食べなくてよい、という体の構造にはなっていません。
いろいろな食物をバランスよく摂取することで、健康で美しい体を作ることのできる生き物です。

  • 糖質摂取はダイエットに必須
  • 栄養をしっかり摂る事が大切!

1.糖質摂取はダイエットに必須

確かに、コンビニでは月代わりの話題のスイーツが売り出され、料理ができなくてもカップラーメンにお湯を注げば飢えをしのぐことが出来る時代となり、現代人は糖質を摂り過ぎている傾向にあります。
しかし、糖質を一切排除し、代わりにステーキならばいくら食べてもOKという極端なダイエット法は自然に反し、やがて体に大きな負担をかけることになります。
特に腎臓の弱っている方、インスリンを打っている方、成長期にある方は危険です。
ステーキに含まれる脂はどれだけ摂取しても大丈夫と解説されているものもありますが、糖質にしろ、脂質にしろ、「過ぎる」のはよくありません。
摂り過ぎることも、摂らなさ過ぎることもいけないのです。
それは野菜や果物でも同じことです。

実は糖質摂取は、運動する人にとって、代謝を高め、痩せやすい体を作る最大の味方なのです。
太りたくないから食事を減らしている、でも運動はまったくしないという方は多いのではないでしょうか。
健康で美しい体にとって大切なのは食事ですが、同時に運動と休養も同じくらい大切だということは、あまり知られていません。
「食事」「運動」「休養」のどれかひとつが欠けても本当の健康は得られません。
そして、体を動かす際に最も必要となるエネルギー源は糖質です。
ダイエットしたい方は、糖質を上手に取り入れて運動し、しっかり休養することが成功への早道です。
ただしそれには、正しい糖質の摂り方と食の知識が必要です。

2.栄養をしっかり摂る事が大切!

まず、空腹状態で運動をするのはやめましょう。
そして運動の後も30分以内に糖質をとることで、筋肉が効果的につくられます。
その際、脂質の多いもの(ケーキ、菓子パン、クッキーなど)は逆効果です。糖と脂質の両方を一度に摂ることは太りやすい体を作ります。
オススメは低脂肪な高炭水化物(おにぎり、そば、干し芋など)です。

そしてさらに、たんぱく質をしっかりと摂ることが大切です。
肉、魚、卵など動物性のたんぱく質と、大豆などの植物性のたんぱく質をしっかり摂りましょう。
プロテインを利用するのも一つの方法ですが、あくまでも食事からの栄養摂取が重視です。
「運動でカロリーを消費したからその分ケーキを食べても大丈夫」と思う習慣はよくありません。
なぜなら、運動でカロリーを消費するときには、ミネラルやビタミンも消費しています。
運動のあとにはバランスのよい食事を摂らないと、栄養不足が加速してしまいます。
そして運動したあとはしっかりと休養しましょう。
運動は毎日ジムで筋トレするよりも、週2くらいで十分です。
筋トレは回数よりも正しいやり方で行うことが大切です。
毎日する運動としては、有酸素運動のウォーキングは効果的です。
一日8,000歩くらいを目安に無理のない範囲で行いましょう。

 糖質制限ダイエットは、「頭痛」「吐き気」「便秘」「口臭や体臭がきつくなる」「リバウンドする」などの報告もされています。
ブームに流されて自分の体に無理をさせてしまうような食生活は改め、自然で普通の食事を美味しくいただきましょう!