大阪市西区新町と神戸六甲道のトータルビューティーサロン「ANDONA」がお送りするブログ

むくみと食事の関係

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「仕事が終わると足がパンパン!」「お腹に締まりがなくてなんとなく体がだるい」「朝起きたら顔がむくんで別人みたい」こんなお悩みはありませんか?
血液中の水分が血管の外に異常に浸みだすと、むくみとよばれる状態になります。専門的な言葉では「浮腫(ふしゅ)」といいます。
むくみがおこる原因は、運動不足やストレス、生理前などのホルモンの関係、睡眠不足など様々ですが、ここでは食事との関係をお話したいと思います。

  • 塩分の摂りすぎに注意!
  • 糖分の摂りすぎに注意
  • アルコールとむくみの関係

1.塩分の摂りすぎに注意!

まずは、塩分の摂り過ぎに注意しましょう。
私たちの体には、ホメオスタシスとよばれる体温や血圧などを一定の状態に保つ仕組みがあります。
体内の塩分濃度もホメオスタシスの働きで一定に保たれています。
塩分をたくさん摂取すると、体の塩分濃度を薄めようと、体内に水分を溜めこむようになるのです。
現代の食生活は、思う以上に塩分の高いものであふれています。
インスタント食品やスナック菓子、ハムやソーセージなどの加工食品には、非常に多くの塩分が含まれています。
そのことに気づかず、毎日のように食べていれば必然的に塩分は摂り過ぎになります。
食事はできるだけ素材の味を生かして料理し、「薄いかな?」と思うくらいの味付けでも、必要な塩分は十分とれます。
スポーツ飲料などに含まれる塩分も、熱中症の危険がある場合を除いて、普段は避けたほうが安心です。
水分はお茶やお水などで補給しましょう。

2.糖分の摂りすぎに注意

同様に、糖分の摂り過ぎもむくみの原因となります。糖分は吸収が早く、糖分を摂り過ぎると体内で水分を多く抱え込む性質があります。
「お腹が空いたらジュースを飲みながら甘いお菓子をパクパク」「お昼ご飯はコンビニで買った菓子パンだけ」こんな食生活を送っていませんか?
甘いおやつも少量なら気分転換になってよいですが、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

3.アルコールとむくみの関係

そして、アルコールもむくみの原因に。
血中のアルコール濃度が高くなると血管が拡張して、血管から水分があふれ出すためです。
ですがアルコールは本来利尿作用があるので、むしろ体内の水分は減るはずなのです。
お酒を飲んだ翌朝に顔が真ん丸になるのは、飲んですぐに寝た場合、抗利尿ホルモンが出て、本来排出されるべきお酒の水分が体内に溜めこまれることが考えられます。
ともあれ、飲酒はむくみの問題だけでなく胃や肝臓に大きな負担をかけるため、適量に留めることが好ましいですね。

このように、むくみ防止のために控えたほうがよい食生活のお話をしましたが、今度は積極的に摂取したほうがよいものをご説明します。
まずは水分。
たしかに「むくみ=余計な水分」ですが、だからといって必要以上に水分を控えるのは好ましくありません。
水分は人間にとって命のもと、一番大事な食品です。
摂り過ぎた水分は尿として排泄されます。
ただし、お味噌汁などの塩分を含んだ水分、ジュースなどの糖分を含んだ水分は控えましょう。

4.むくみ対策にオススメの食品

つぎにカリウムを多く含む食品を摂りましょう。
カリウムは腎臓でナトリウム(塩分の成分)の再吸収を抑制し、尿中への排泄を促進します。
カリウムが多く含まれる食品は果物や野菜や海藻で、とくにほうれん草や小松菜、アボガドやバナナなどがおすすめです。
ただし、腎臓が悪い方はカリウムの摂取制限をしなければならない場合がありますので、お医者様の指示にしたがってください。

最後に利尿作用のある食品を上手に利用しましょう。
コーヒーや紅茶にも利尿作用がありますが、カフェインの少ない緑茶がよりおすすめです。
また、上記で説明したカリウムを多く含む食品はナトリウムの排泄を促すため利尿作用があります。

むくみには一過性のものと慢性的なものがあります。
指で押したらあとが残るようなむくみが一日中続いているという慢性的なむくみは、腎臓や肝臓、心臓の病気が原因のことがあります。
そのような場合は病院で調べる必要がありますが、一過性の場合はたいてい病的なものではなく生活習慣的要素が原因です。
ただし極端なダイエットで栄養不足からくるむくみもあります。
それは大変危険です。魚や肉類、大豆製品などの良質のたんぱく質をしっかりとることが大事です。

むくみは食事だけで改善されるものではありませんが、決して忘れてはいけない条件です。
適度な運動、しっかりした休息と合わせて日々の食生活を今一度見直してみましょう!