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その不調、眼精疲労が原因かも

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新型コロナウイルスの影響でおうち時間が長くなり、読書や自宅での映画鑑賞、テレビ、スマートフォンなどに触れる時間が多くなっていると思います。
一度始めると時間が立つのはあっという間ですが、気を付けてほしいのが眼精疲労。
身近な症状と捉えがちですが、眼精疲労から身体に様々な影響が出ることもあるのです。

  • 眼精疲労の症状
  • 眼精疲労が起きる原因
  • 目の疲れを感じたときは
  • 眼精疲労を予防しよう

1.眼精疲労の症状

長時間パソコンやテレビを観ているときに、目のあたりが重たく感じたり、霞んでしばしばしたり。
多かれ少なかれ、ほとんどの方が経験されたことがあるのではないでしょうか。
実は眼精疲労が引き起こす症状は、目のつらさだけではありません。

・目のおもな症状
目の痛み、目が重い、目がかすんで見えにくくなる、まぶしさを感じる、目が乾く、まぶたの痙攣、充血、涙がよく出るなど

・身体の症状
頭痛、吐き気、首コリ、肩コリ、倦怠感、めまい、吐き気など

このように様々な全身症状、特に頭痛や肩コリなどが目の疲れが原因で起こっている方は実はとても多いのです。

2.眼精疲労が起きる原因

睡眠など休息をとることで解消される状態を「眼疲労」、休息をとっても改善せず上記のような症状が継続して表れる状態を「眼精疲労」といいます。

眼精疲労の原因は大きく分けて4つになります。
1. 目の使い過ぎによるもの
   パソコンやスマートフォンなどの使い過ぎによって目を酷使しているため

2. 目の病気
   ドライアイ、緑内障、白内障など

3. 近視、遠視、乱視、老眼などの矯正不足
 眼鏡やコンタクトレンズの度数があっていないため

4. 精神的ストレス
   ストレスが血行障害や筋肉の緊張、眼精疲労を起こすことも

目の構造はとても複雑です。
目の中にはカメラのレンズと似た働きをする「水晶体」があり、水晶体を引っ張ったり緩めたりして厚みを変化させることでピントを合わせています。
このピント調節にかかわる筋肉を「毛様体筋」といいます。
目を酷使することは毛様体筋を酷使することとなり、毛様体筋の負担が過剰になると眼疲労、眼精疲労を引き起こします。

また、目のピント調節は意識することなく自動的に行われており、このように意思とは関係なく24時間動いて身体の働きを調整してくれる神経を「自律神経」といいます。
毛様体筋も自律神経によって支配されています。
つまり、眼精疲労によって毛様体筋が疲れてしまうと、自律神経のバランスが乱れ、倦怠感など全身の症状にもつながるのです。

3.目の疲れを感じたときは

眼精疲労を解消するために一番重要なのは、休息をとり目を休ませることです。
充分な休息とともに、ぜひ下記の方法を試してみてください。

いずれの方法においても、肩コリや首コリと同様に眼精疲労にも血行促進・筋肉をゆるめるケアが適していることがわかります。
ツボを刺激する際、眼球の上は押さないように注意しましょう。

  • 水で濡らしたタオルをレンジで1分程度温めてホットタオルを作り、目の上に載せる
  • 目をギューッと瞑る⇒力を抜くことを繰り返したり、眼をぐるぐると回す
  • 眉間や目の周りにあるツボをやさしく刺激する(眉毛の下のくぼみにあたる睛明、目尻から指一本分外側のくぼみにあたる瞳子髎など)

4.眼精疲労を予防しよう

パソコンでの作業など、目を酷使しかねない環境においては1時間ごとに10分程度目を休ませましょう。
休憩が難しい場合でも、一度画面から目を外して遠くをみたり、ほかの作業を挟んで目を休めるようにしてください。
目の乾燥を感じやすい方は、加湿器をおく、エアコンの風が直接当たらないようにするなど環境の工夫をしましょう。
また、眼鏡やコンタクトレンズの度数があっているか定期的にチェックすることも大切です。

上記のように、少しの配慮と工夫で目の疲れは予防できます。
たかが目の疲れと放置しがちですが、症状がなかなか改善しない場合は一度眼科を受診するようにしてください。